合田隆実(昭和32年卒)
ドイツ、マイスタートルンクのお祭り
17世紀30年戦争の際、ここを占領した将軍が市民の首をはねようとした。大ジョッキを片手に、フランケンワインを飲み、酔っぱらった将軍が市参事会員たちに、このワインを飲み干せるものがいれば「斬首は許してやる」といった。そこで年老いた市長が、なんと3L余りのワインを一気に飲み干し、議員たちは刑を免れた。こうして老市長は英雄となり、街をあげて盛大な祭りに発展をした。毎年5月25日から28日の間に行われる。
2018年5月、この日程に合わせ旅程を組んだ。楽しいお祭りをRothenburgの皆様と盛り上がった。写真の様に民族衣装に着飾ったファミリーが、楽しんでいる。市庁舎の屋上には、ワインをあおる市長のからくり人形が、時間で動く。ドイツの皆様は、こうやって先祖をしのび、今ある自分に感謝をしながら、暮らしてゆくのです。今日はドイツお祭りのお話でした。
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