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「コラム」 世界ぶらり旅(第10回)

合田隆実(昭和32年卒)



ドイツ人が好む一般大衆薬


 40数年前、はじめてのドイツ出張、先ず最初に驚いたのが、食事の量の多さ、日本での食事の量の倍はあろうか、なれない自分は戸惑った。戦中の子供のころからの貧しい食生活、食べ物を残すことはダメと、親から強烈に教え込まれた。取引先よりの連日にわたるご馳走の数々、いささか閉口した。体格の良い、ドイツ人、食事も酒も我々とは桁が違う。そんな話になった時勧められたのが、一般胃腸薬“UnderBerg” 。後で気が付いたが、どこのレストランでもおいてある。アルコール度44%の薬草酒できつい。毎月100万本がドイツ中で消費されるとゆう。量は20ccで可愛い小瓶に入っている。これを水も飲まずにドイツ人は一気にあおる。消化剤とゆわれる。自分も途端にファンとなった。なるほど翌朝のおなかの調子はすこぶる良い。自分らが扱う充填機メーカーの装置で、この薬液も生産されるとゆう。なおさら近親感が増したものです。フランクフルト空港の免税店、酒の売り場に10本箱入りが買える。日本でも昔有楽町の西武で見かけた。今は新座、コジマの2階酒売り場にもある。世界中のものが手に入る良い時代になったものです。

 


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