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「コラム」 世界ぶらり旅(第8回)

合田隆実(昭和32年卒)



ナイアガラの滝


 シカゴに出張時、お客様を案内数回訪れた。東、ニューヨークに飛べば2時間、東北、バッファローに飛んでも2時間の距離である。お客様の希望は、断然ナイアガラ、バッファロー国際空港行きが多い。エリー湖の東端に端を発し、ナイアガラ川に落下した大量の水は、オンタリオ湖まで続く。空港よりタクシーの道すがら、上流の浅瀬で水につかり遊ぶ、 滝に近ずくにつれ、水量、川幅も増し、もはや手に負えない。

 滝はカナダ側、アメリカ側から見学できる。流れる水量、落下の様子、断然迫力はカナダ側、お客様用のホテルもカナダ側、静かな夜、月明かりに生える滝の絶景、ごうごうたる水の迫力、滝に向かって設計されているホテルの部屋、まさに至福のひと時は、この世のものとも思えない。落下70mほどの滝つぼに、夏に流れる水の量、毎秒5,800㎥という。想像もつかない。 ドラム缶に乗り、 落下を試みた命知らずが結構いる。助かった人も数人いるらしい。こ苦労様と申し上げたい。

 滝つぼを、しぶき除けのかっぱをまとい、傍まで行く遊覧船がある。結構観光客には人気である。終わってびっしょりの身体は、わずか30分足らずで冷え切っている。これも良い経験。1泊2日の休暇も終え、シカゴの仕事目指して帰路に就く。当時大橋巨泉さんの土産物屋さん、大変な人気で、カナダのお土産を皆さん買い求めた。



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