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「コラム」 世界ぶらり旅(第15回)

合田隆実(昭和32年卒)



ドイツ料理最高のおもてなし


 ドイツ・デュッセルドルフ旧市街のレストランでは豚の丸焼きをお客様に提供します。まず3日前に牧場の豚を品定め、3日がかりで丸焼き作業、出来上がりを戸板に載せ音楽に合わせ、レストラン内を御神輿みたいに担ぎ、店内を循環、雰囲気を盛り上げます。他のお客様にも見ていただくのです。ビールで賑やかなレストランがより盛り上がり、拍手喝さいです。その後チーフが小皿にとりわけ、客席のテーブルに運びます。ここで全員の客がビール片手に我々日本人に対し、歓迎の乾杯、大合唱となります。ドイツの温かさをいっぱい感じながら、ボデルに帰着、良い夢を見るのです。

 TOKY02020で海外のお客様が、日本の歓迎に喜んでいただいている様子、ふと数十年前の自分のことを思い出しました。世界は一つなのですね。


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