合田隆実(昭和32年卒)
日本人留学生
国際包装展インターパックの帰り、会場のあるデュッセルドルフはホテルが満杯、電車で約1時間かかる当時西ドイツの首都ボンに宿を取った。「日本の方ですか?」電車の前の席から声をかけられた。群馬県出身のボン大学3年生だった。話が弾み、「お友達を連れていらっしゃい、晩御飯をご馳走する」と約束。荷物を置き、待ち合わせ場所に行く。本人ともう一人の女性、他に大男のドイツ人二人、合計4人が待っていた。店は彼らの行きつけ、ビアホールから始まり、楽しい若者の雰囲気の店を3軒梯子した。久しぶりに通訳付きの会食が楽しく盛り上がった。最後は4人にホテルまで送ってもらった。(担ぎ込まれた?)
翌朝、ポケットの領収書4枚、いつも支払っている日本の金額に比ベドイツは安い。名刺を渡したのに、その後無しのつぶて。別に礼状が欲しいわけではないけれど、一言くらい・・・といまだに思っている。親父の遺言、義理とふんどしは外すな?
(写真:飲んだビール〈上〉と特急列車の窓越しに撮影したライン河対岸のワイン畑)
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