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「コラム」 世界ぶらり旅(第4回)

合田隆実(昭和32年卒)



スペイン、リアルマドリッド


 1980年代、ドイツの空港からタクシーでホテルまで移動の際、ナイターの競技場から異様な歓声がうなりをあげて聞こえてきた。夜間の競技は野球しか知らない我々は、それがサッカーであることを聞き驚く。

 1991年設立の日本Jリーグ、あまりサッカーになじみの少ない時代ではあった。その数年後、一度本場の競技を観たい、出張の後休暇を取り、スペインを訪ねた。リアルマドリッドの試合を見学、その観客の多さ、熱狂ぶり、日本の野球と違う雰囲気にあっけにとられた。ヨーロッパは野球ではなく、サッカーがメジャーなんだ、その時はっきりと認識をした。



 同時に闘牛場も見学した。なれない自分は、命耐えるまで、槍で痛めつける様を見てい

られず、途中退席をした。熱狂的にけしかける、当地の男女、特に女性の歓声に世界は様々だと感じたものでした。

 それと入場券の料金、闘牛場の一等席が円換算約500円、サッカーの一番安い最上段、約5000円、今でも忘れない。30年前の事でした。


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◎連載エッセイ「世界ぶらり旅」バックナンバーURL

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