top of page

錦陵山歩会「鳳凰三山」縦走レポート

長野弘孝(昭和52年卒)



 錦陵山歩会、4年ぶりの山行きは、南アルプスの鳳凰三山縦走。関西からも地元からも、メンバーが集まりました。恩師の松岡先生も! 先生は前日喜寿を迎えられました。私は今回が南アルプスデビューとなりました。


 前泊していたメンバー全員、9月16日早朝に甲府駅前に集合。ここからバスで夜叉神峠登山口へ向かいます。

1日目は、夜叉神峠から杖立峠、苺平、南御室小屋を経て、薬師岳小屋(泊)まで辿るルート。宿泊する小屋までのコースタイムは7時間45分、標高差は約1,200m。なかなかの急登です。

 4年ぶりの高山登山は、鈍り切った還暦超えの身体にはキツイ! そんな時、休憩のたびにいただく、松岡先生ご持参の新田原の果物(今回はシャインマスカットと梨)の果汁と甘味が、疲れた体と心に染み入ります。先生、毎回有難うございます。


 汗をかきかき、休み休み登って、コースタイムを1時間オーバーしてなんとか小屋へ到着。「無事に登れてよかった!」。小屋での夕食後、空には満天の星! 何年かぶりに天の川まで観れて、気分は上々(写真は撮れませんでした)。

 今回のメインは2日目の鳳凰三山。翌日は、薬師岳、観音岳、地蔵岳の縦走が待ってます。2日目への期待を胸に早めの就寝。


 鳳凰三山縦走2日目は、御来光を拝んでから、いよいよ鳳凰三山、薬師岳、観音岳、地蔵岳を縦走します。

 快晴の空の下、眼下に広がる雲海とともに、何年かぶりにご来光を拝むことができました。霊峰富士の姿もばっちり拝めました。ご来光を拝んだ後、朝食を済ませて山小屋を出発。天候に恵まれて、三山だけでなく、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳と、南アルプスの名峰を見渡しながら、ご機嫌な稜線歩き。最高の山歩きとなりました。



 三山と三山からの眺めを堪能したあとは、ドンドコ沢から青木鉱泉まで標高差1,700mをただひたすら下ります。標準タイムは4時間40分。かなりの急登として知られているコースを下るので、鈍った身体に荷重が容赦なくかかってきます。足は痛み、膝が笑ってきます。

 このコースはいくつもの滝が観られることで知られていますが、それだけ勾配がキツイということで、ちょくちょく休みを入れながら、途中の滝を楽しみつつ、標準時間プラス1時間で、なんとか下山。青木鉱泉から韮崎駅までの最終バスに間に合いました。無事の下山に感謝して、お互いの頑張りをねぎらい、次の再会を誓って、韮崎駅で解散となりました。



 久し振りの高山(2,800m級)への山行きは、鈍り切った身体には少々ハードでしたが、天気に恵まれ、仲間に恵まれ、最高の山行となりました。

今回、参加予定だった山歩会会長有の平尾さんが、前日に急遽参加できなくなり、どうなることかと思いましたが、無事に下山出来、メンバーそれぞれに帰路につく事ができたことに感謝します。



閲覧数:71回0件のコメント

Comments


bottom of page