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今冬の小雪について

                           55年卒 衛藤 智浩


 札幌は雪まつりが開催されています。皆さん、雪像を見ながら、感嘆や賞賛の声が聞こえてきます。

 今年の雪まつりは感慨深い祭となっています。例年なら札幌市近郊で祭用の雪は確保できます。今年は全国的にも記録的な小雪であり、ここ札幌も同様です。

 1月なのに道路のアスファルトが見れます、太陽の登場も多くなっていますね。そのため、細川たかしさんの出身地でもあり、馬鈴薯で有名な真狩村等からダンプ車で片道2時間掛けて、雪を札幌雪まつり会場の大通公園まで運搬してどうにか雪を確保しました。


 この小雪の要因は、冬型の気圧配置が続かなかったこと、発達した低気圧の影響を受けにくかったことと、日本付近で偏西風(亜熱帯ジェット気流)が北へ蛇行し、日本付近への寒気の南下が弱かったため、冬型の気圧配置が続かなかった。

 また、日本の東で偏西風が南へ蛇行したため、発達した低気圧が北海道付近に接近しなかったことです。





 小雪は、農業にも影響します。またスキー場、除雪業者も冬季営業目標を下回ると設備投資の減価償却分等を補填する利益も企業努力だけでは、現実的には難解でしょう。

 

 世界的にも異常気象と言われて長い時間が経っています。

 グローバルな視野で協力し合って、地球全体が良い方向に向かっていくことを個人的にはいつも希望しております。


※図等は札幌管区気象台提供



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